北海道ほど寒いこの地域に、温暖地域と同様の住宅が建ち、暖房費用の増大、結露、ヒートショック等の問題が生じ、快適でない住環境に疑問をいだき、皆様に暖かく、快適な住まい提供させていただくために、省エネで快適な住宅を研究してまいりました。
これからも、地元に合ったよりよい住まいづくりを提案して、お客様とともに本当の家づくりの喜びと感動を分かち合っていきたと思います
Q1.0(キューワン)住宅とは
北海道の高断熱住宅の標準となる北方型住宅(次世代省エネ基準を満たす住宅でQ値が1.6W/u以下)は、北海道の一般的な、ストー
ブで部分暖房をする住宅に比べ、約2/3の灯油消費で全室暖房が可能になります。
本州の次世代省エネ住宅が、一般住宅に比べて、全室暖房をすると2倍の暖房エネルギー消費するのに対し、はるかに厳しい基準です。
この北海道の高断熱住宅の暖房エネルギーを、さらに半分以下にしようとすると、地域によって差はありますが、おおむねQ値=1.0前後
になることからQ1.0(キューワン)住宅となりました。
高断熱住宅の普及とNPO法人 新住協
北海道では今から約30年前のオイルショックを機に、住宅の室内環境改善、快適化とエネルギー資源節約、暖房費の節約を目的として住
宅の断熱化の研究が進められました。
在来木造やツーバイフォー住宅の構成や施工方法の改善工法を提案し、こうした住宅に高断熱・高気密住宅と名付け、北海道の設計事務
所や工務店にマニュアルを公開し、普及活動を始めました。
以来約20年が過ぎ、当時の人たちと創った勉強会の組織は会員を全国に拡大し、NPO法人 新木造住宅技術研究協議会(新住協)とな
っています。
またこうした高断熱住宅は、北海道のみならず全国に普及が始まり、今では国の次世代省エネ基準として取り入れられるようになりました。
今や地球温暖化を防止すべく、住宅の省エネ化、CO2削減が、国策として真剣に取り組まれているのです。
いっそうの住宅の省エネ、CO2削減方法は
省エネの目標は、一般的な高断熱住宅である次世代省エネ住宅の半分です。
暖房によるCO2発生も半分になります。
このような住宅を実現するには、単純に断熱材の厚さを2倍にすればよいと考えられますが、次世代省エネ住宅における床壁天井の断熱材
の厚さは平均で150ミリです。窓はガラスが特殊な2枚ガラスです。
これを2倍にすると、断熱材300ミリ、窓は4枚ガラスということになり、コストもかかり技術的にも難しいことになります。
もう少し上手な方法で、できるだけコストのかからない工夫をする必要があります。
暖房エネルギーをどのようにして削減するか
寒い部屋で布団にくるまって寝るとやがて暖かくなります。布団から逃げる熱と、人間が出す熱がバランスしているのです。
部屋が寒い時は布団を厚くする必要があります。布団が薄いと逃げる熱のほうが多く、寒いので、電気毛布などの暖房器を布団の中に入れ
て熱を補う必要があります。逆に、部屋がそんなに寒くないと、厚い布団では暑くなってしまします。住宅の暖房もこれと同じです。
布団は住宅の断熱材であり、布団の中の空間は住宅の室内空間です。住宅の中で人間は熱を放出していますが、布団の中に比べて住宅
空間は広いので、断熱材をかなり厚くしても、それだけでは足りず暖房する必要があります。
電気毛布ではなく、ストーブや温水ボイラーを使います。
布団の中と大きく違う点は住宅には窓があり、太陽熱が入ってくることです。また、住宅内で生活する我々は電気器具やガス器具を使い、
それによっても熱が放出されます。
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左図は、そうした住宅の熱収支を示しています。外気温に比べて室内のほうが温度が高いと、住宅から熱が逃げます。
温度差1度のとき、床、壁、天井、窓から逃げる熱および隙間風や換気で逃げる熱の合計をQとすると、これに温度差を掛けた量が住宅から逃げる熱損失です。
外気温は変動しますから、毎日の平均外気温と平均室内気温との差を冬期間全部足してQに掛けると、冬期間全体の熱損失になります。
一方で、住宅に供給される熱は、人間が出す熱や生活で使った電気・ガスで発生する熱と、窓から入ってくる太陽熱を加えたものです。
これをEとします。損失熱(Q×温度差)と供給熱(E)を比べると、寒冷地では損失のほうがずっと大きく、その差が必要な暖房エネルギーなのです。
この結果、暖房エネルギーを削減するにはいくつかの方法があることがわかります。
第1は、熱損失Qを減らすことです。温度差は地域によって決まりますから減らすことができません。
第1の方法 換気の熱損失を減らす
第2の方法 開口部の強化と太陽熱利用
第3の方法 断熱の強化 |
エコハウスとは何か
地球温暖化を目の当たりに感じながら、地球環境にやさしい環境共生住宅とかエコハウスという言葉が使われます。
自然素材を使うとか、リサイクルに考慮するとか、屋上緑化とか、さまざまなことが提案されています。私達はこういう家づくりにも積極的に
取り組みたいと思っています。
エネルギーに関していえば、すなわち、炭酸ガスをできるだけ出さないようにするという観点から見て、よく言われるのは太陽光発電です。
住宅で生活するために必要な電気を自然エネルギーからつくり出すのですから、とても有意義なことです。
しかし私達が考えているのは、それとは別の暖房・給湯エネルギーについてです。このエネルギーは、電気消費の数倍になります。これらを
半分にすることは、太陽電池よりも地球温暖化に対する働きが大きいわけです。
もちろん両方を備えた住宅は理想です。しかし現時点で太陽光発電は250万円ぐらいかかります。
Q1.0住宅は、その半分以下のコストで実現します。これに太陽熱給湯を加えると、給湯のエネルギーも半分になります。コストは50万円く
らいです。
百年住宅を目指して
これから建つ高断熱住宅は、適切にメンテナンスをすれば100年の寿命が期待できます。
エネルギー価格の高騰、地球温暖化の進行など、とても100年どころか、30年先のこともわかりません。
しかしはっきりしていることは、住宅の省エネルギー性能は、これからもっと高くなることが要求されるということです。
Q1.0住宅は、こうした状況に応える私達の現実的な提案です。
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住宅完成保証制度とは・・・
皆様は生命保険や自動車保険、損害保険などに加入されていることと思います。
同じように家を建てる際にも、住宅の『完成保証』と呼ばれる保証制度があります。
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